今でこそ、自分の大好きな仕事をして自由に生きている私ですが
27歳の頃は、自分の未来にまったく希望が見出せずにいました。
「人とのコミュニケーションが苦手。」 「どこに行ってもなじめない。」
「コピーライターとしての才能もない。」 「新しい世界に飛び込む勇気もない。」
「対人恐怖症になって、社会の落伍者になってしまった。」
そんな負け犬のセルフイメージを抱えてもがき苦しんでいたのです。
表面的には仕事もしていましたし、バンド活動もしていて、大好きな彼氏もいました。
外から見たら、さぞかし人生を楽しんでいるように見えたかも知れません。
けれども人に弱みを見せないように強がっていたので、本当は生きているのがツラくて仕方 ありませんでした。精神安定剤とアルコールが手放せない状態で自分と向き合うことから 逃げていたのです。
その後対人恐怖症は、目の前の仕事に取り組む中で何とか克服しましたが低いセルフイ メージ、そして未来に希望が持てない、という状態には変わりありませんでした。
ところが36歳の時にコーチングに出逢うことで、私はまるで別人のように生まれ変わりまし た。セルフイメージに変化が起きたのはもちろんのこと、自分を取り巻いている世界も、まる で違うもののように見え出したのです。
実はコーチングを学び出した頃、私は"コーチとして起業しよう"などとは夢にも思っていま せんでした。業界未経験の私としては、とてもハードルの高い大それたことのように思えた からです。ところが学んでいるうちに「こんなに人の人生を輝かせる素晴らしいメソッドが あったなんて!」と感激しプロコーチになる決意をしたのです。
本書は、「人は何歳からでも変わることができる。」「自分の考え方次第で、どんな未来でも 創り出すことができる。」というというメッセージをこめて書きました。
私がコーチングやさまざ まな人々との出逢いを通じて学んだことを活かして、あなた自身 の可能性を見つけ、より一 層輝いていただくための方法を書き綴っています。
学生時代ロクに勉強もせず、さらにはメンタルダウンを起こし、向上心に乏しい20代を過ご した私でしたが、そんな私でも天職だと思える仕事に出会い、書籍を出版したり、講演のオ ファーをいただけるようになりました。
私の七転び八起きのエピソードをご紹介することで、多くの方が自分の未来に希望を持って いただくことができたら、とてもうれしく思います。
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