笑ってくれない=嫌われている?
(2016.5.12)
コミュニケーションって奥が深くて
勉強してもしても、興味がつきないなぁ
と感じています。
最近特に面白いなぁと思うのは
「あの人、いつもニコニコしていていい人だよ」という
言葉をよく聞くこと。
ここ、ものすごく大事なんですが・・・
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ニコニコしている人=いい人である
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とは限りません。
だって詐欺罪で服役している人たちは
例外なく感じがいいらしいですから(笑)
・・・もっというと、誰から見ても
「いい人」「悪い人」というのは
いません。
自分にプラスの影響を与えてくれるか
メリットがあるかどうかが
判断基準ですから。
もちろん仏頂面でいるよりも
笑顔でいた方が、相手に好印象を与える可能性は高いですが
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笑わないから、冷たい人
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笑ってくれないから、嫌われている
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と決めつけるのは早計です。
私たちの表情や態度は、
幼い頃に決めた「生きるための戦略」に基づいています。
<相手の顔色を見て、好かれるように振る舞う>という
戦略の人は、相手が笑顔かどうかを気にする分
自分も笑顔でいるよう心がけます。
けれども<相手がどういう人物か観察して見極める>
という戦略の人は、あまり笑顔を見せません。
真顔でいることの方が多いのです。
だから・・・
「あの人、コワイよね」
などと言われることがあります。
でも、真顔だからって不機嫌なわけでも
あなたを嫌っているわけでもないのです。
反対に、そのタイプの人たちは
満面の笑顔で近寄ってくる人に
警戒心を抱く可能性が高いのです。。
「いったいこの人、何をたくらんでいるんだろう・・・」と!
私たちの中には、いろんな資質があります。
なかでも特定の資質がずば抜けて強い人は、
その特徴が強く出ます。
たとえば、人の顔色を見る傾向がずばぬけて高い人は
相手のリアクションに対して過敏に反応する分
生きづらくなることがあります。
そういう場合は、心のプロフェッショナルに
相談すると改善することができますが
そこまでつらくはないけれど、反応が気になる・・・
という人は、まず
●人の表情や態度=生き方の違いだ、と認識する
●相手の反応=自分への評価 ではないと知る
●その人の表面的な要素ではなく
発言や行動をよく見る
ことを心がけてみましょう。
きっとまわりの人に対する見方が変わって
苦手なあの人にも話しかけてみたく
なるかもしれません。
すると「冷たい人だと思ってたけど
案外やさしい人だった!」
なんていう発見があるかも。
人生、ほぼ9割が思い込みですから!